俺の妹がこんなに可愛いわけがない を読んだよ
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ラノベを読み終わりました。
義理の兄(妻のおにいちゃん)に勧められて、というなかなかにシュールな始まりでしたが、とても面白かったです。
キャラがそれぞれ個性がきっちり出ていて、たぶんリアルに存在したら全員ウザイんだろうな とは思いましたが。
キャラの中ではあやせが一番好きですね。敬語+暴言・暴力っていうのは僕のなかではなかなかにジャストフィットしました。
この作品は、きっと今よりももっともっと「オタク」というものが忌み嫌われ、蔑まれてそれこそオタバレしないようにコソコソと楽しまなければ社会的にダメージを受けてしまうような時代の作品なんでしょうね。
僕はここ最近にこの界隈に参入してきた新参者なのであまりそのような状況は実感としてはないのですが、オタク界隈の先輩方から話だけは聞いています。
想像でしかないのですが、きっと現代よりもっとdeepでオドロドロしくも楽しい萌えの世界だったのだろうなと思います。*1
そういう空気感の中で生まれて、そういう空気感の中で消費されてきた作品を今僕達がライトに読んでいるっていうのも、作品世界のきりのや黒猫や沙織達は想像もしていなかったんでしょうね。
もっとも、妹物エロゲーは現代でも相当ハードルの高い代物だとは思われますが(笑)
なんにせよ、短い時間でスイスイ読んでしまうくらい引き込まれて楽しませてもらった作品でした。
*1:それこそ人生かけてオタクコンテンツを追いかけています的な。