続・人間としてこれからどう生きたらいいのかわからない
おれの妹がこんなに可愛いわけがない9巻
「カメレオンドーター」を読みました。
槙嶋沙織が沙織・バジーナになる前のお話。
そして沙織・バジーナ誕生のお話です。
元々本編でも軽く語られていた沙織が自分のサークルを立ち上げるきっかけになった事件をより詳しく描いています。
その中の一節。
沙織が自分のサークルをいとも簡単に崩壊させてしまった姉・香織に詰め寄った時のやり取り。
赤く腫れた頰で 、けれど何故か嬉しそうにキバを剝いて 、 「それは仕方ない 。あれはわたしが作ったサ ークルだし 、あそこでおまえは特に何もしなかったじゃないか 。あいつらにとっては最後まで 、おまえは所詮 『友達の妹 』でしかなかったんだろうよ 」 「 … … … … ! 」愕然としました 。姉さんの口にしたことが 、意外だったからではありません 。逆です 。痛いところを衝かれたからこそ 、私は激しく動揺したのです 。私はあそこで 、みんなから与えてもらうばかりで ─ ─何もしなかった 。みんなと仲良くなろうとする努力を 、してこなかった 。 「 … …ふぇ 」最後まで薄っぺらな関係のまま ─ ─友達には 、なれなかった 。
この部分がとても心に刺さりました。
前回の記事で人間関係について色々と書きましたが、私にはこの努力が足らなかったのだと…
みんなと仲良くなろうとする努力をしてこなかった…
とても重い言葉です。
そして、たぶん私はこれからもその努力はしないんだろうな。
そこに労力を注ぐよりも、いかに私自身が楽に生きていけるかに注力する…
たぶん私はそのような生き方をこれからもずっと続けていくのだと思います。
あぁ!!それにしてもラノベは偉大だ!!
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9)<俺の妹がこんなに可愛いわけがない> (電撃文庫)
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